REALTOKYO CINEMA

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info 「第18回東京フィルメックス」はじまります(11/18-26)

f:id:realtokyocinema:20171114131430j:plain同じ空間で映画に出会う、そして震える、熱い熱い9日間

東京、有楽町朝日ホールを中心に開催される第18回東京フィルメックス。オープニング作品『相愛相親』(シルヴィア・チャン監督・主演)に始まり、クロージング作品『24フレーム』アッバス・キアロスタミ監督の遺作)まで、選りすぐりの25作品がラインナップ。林加奈子映画祭ディレクターは「今年は中国作品が強い。新鮮で挑戦的で今を切り取っている作品ばかり」と記者会見で語ったが、正直どれを観るか迷ってしまう。そんなときは林さんの「コンペこそ、フィルメックスの核を作りあげ、期待を裏切らない」のお勧めにしたがってコンペティションの9本を。なかでもキルギスタン『馬を放つ』(監督:アクタン・アリム・クバト)はインパクトありそう。あるいはこれが長編デビュー作となる台湾の『ジョニーは行方不明』(監督:ホァン・シー)と『とんぼの唄』(監督:シュー・ビン)の2本も楽しみだ。また、撮影ユー・リクアイによる『氷の下』(監督:ツァイ・シャンジュン)も見逃せない。さらにヴェネチア映画祭ほか海外の映画祭にひっぱりだこになっている『泳ぎすぎた夜』(監督:五十嵐耕平、ダミアン・マニヴェル)は待望の日本プレミア上映。他にももちろん要チェックの作品が目白押し。特別招待作品にはワン・ビン監督の新作『ファンさん』園子温監督『東京ヴァンパイアホテル 映画版』。またフィルメックス・クラシック、特集上映ジャック・ターナー特集もあり、さらに19日(日)には国際批評フォーラム「映画批評の現在、そして未来へ」という映画批評家ジャン=ミッシェル・フロドンを招いてのイベントも行われる。詳細は急いで下記公式サイトをチェック! 今年も秋の有楽町に世界のシネフィルたちが続々と集結し、同じ空間で映画に出会い、考え、感じ、語り、震え、喜ぶ、熱く忙しい9日間になるのは間違いない。

f:id:realtokyocinema:20171113222048j:plain(C)2017 MLD Films / NOBO LLC / SHELLAC SUD『泳ぎすぎた夜』

 

インフォメーション:

第18回東京フィルメックス

2017年11月18日(土)−11月26日(日)

有楽町朝日ホール、TOHOシネマズ 日劇他にて

公式サイト:

filmex.net